1. パソコンやスマホで設定する前に!中国語の「2つの字体」を知ろう
中国語で入力できるようにしよう!…その前に、実は中国語の漢字には大きく分けて「繁体字(はんたいじ)」と「簡体字(かんたいじ)」の2種類が存在することをご存知でしょうか?
パソコンやスマホ(iPhone・Androidなど)で新しいキーボードを追加する際、自分がどちらの文字を入力したいのかを最初に選択する必要があります。まずは、それぞれの特徴と違いを簡単に確認しておきましょう。
1-1. 繁体字(はんたいじ)とは?台湾や香港で使われる伝統的な漢字
繁体字(英語表記:Traditional Chinese)は、昔から使われている画数が多い伝統的な字体です。
現在、主に台湾、香港、マカオなどの地域で日常的に使用されています。
私たち日本人が普段使っている漢字は、この繁体字に近いものが多く、日本人にとっては見ただけでなんとなく意味が推測しやすいという親しみやすさがあります。
- 「嬉しい」の場合 → 高興(Gāoxìng / ガオシン)
- 「駐車場」の場合 → 停車場(Tíngchēchǎng / ティンヂァチャン)
日本語の漢字とよく似てますよね。
1-2. 簡体字(かんたいじ)とは?中国本土で使われる学習のスタンダード
一方の簡体字(英語表記:Simplified Chinese)は、複雑な繁体字の画数を大幅に減らし、シンプルで書きやすくした新しい字体です。
主に中国本土(大陸)をはじめ、シンガポールやマレーシアなどで広く使われています。
日本の大学の第二外国語、NHKの語学講座、一般的な中国語教室などで教えられているのは、基本的にこちらの「簡体字」です。そのため、これから中国語の勉強を始める方や、標準的な中国語を入力したい方は、デバイスの設定でも「簡体字」を選ぶのが基本となります。
- 「嬉しい」の場合 → 高兴(Gāoxìng / ガオシン)
- 「駐車場」の場合 → 停车场(Tíngchēchǎng / ティンヂァチャン)
💡 【コラム】慣れると簡体字はとても便利
最初は見慣れない簡体字ですが、画数が少ないため「手書きする時は圧倒的にラク」という大きなメリットがあります。
学習を進めて簡体字に慣れてくると、普段の日本語のメモを取る時も「誰」を「谁」、「東」を「东」と、無意識のうちに簡体字を使ってササッと時短で書いてしまう学習者も多いようです。 「日本の漢字のどの部分を省略したのかな?」と、違いをパズル感覚で見つけながら学習すると、より楽しく覚えられます。
2. パソコン(Windows・Mac)で中国語を入力する設定方法
ここからは、実際にパソコンを使って中国語(ピンイン)を入力するための設定手順を解説していきます。
お使いのパソコンのOS(Windows 11、Windows 10、Mac)に合わせて、該当する項目を見ながら一緒に進めてみてくださいね。
2-1. Windows 11の設定手順
まずは最新のWindows 11での設定方法です。Windows 10と流れは似ていますが、画面の名称が少し異なります。
- 「設定」を開く
画面下の「スタート」ボタン(Windowsマーク)をクリックし、歯車アイコンの「設定」を開きます。 - 言語の追加画面へ進む
左側のメニューから「時刻と言語」を選び、右側の「言語と地域」をクリックします。 - 中国語(簡体字)を追加する
「優先する言語」の項目にある「言語の追加」ボタンをクリックします。一覧から「中文(中华人民共和国)」(※中国語 簡体字・中国のこと)を探して選択し、「次へ」をクリックします。 - 【重要】表示言語のチェックを外してインストール
インストール画面が出たら、「自分の Windows の表示言語として設定する」という項目のチェックが【外れていること】を必ず確認してください。(※ここにチェックを入れると、パソコン全体のメニューが中国語になってしまいます)確認後、「インストール」をクリックします。 - キーボード(ピンイン)の確認
インストールが完了したら、追加された「中国語(簡体字、中国)」の右端にある「…(スリー・ドット)」をクリックし、「言語のオプション」を開きます。一番下のキーボードの項目に「Microsoft Pinyin」があれば設定完了です。(※ない場合は「キーボードの追加」から追加してください)
2-2. Windows 10の設定手順
続いて、Windows 10をお使いの方の設定手順です。
- 「設定」を開く
画面左下の「スタート」ボタンから、歯車アイコンの「設定」をクリックします。 - 言語の追加画面へ進む
「時刻と言語」を選択し、左側のメニューから「地域と言語」(または「言語」)をクリックします。続いて「言語を追加する(+)」をクリックします。 - 中国語(簡体字)を追加する
インストールする言語の選択画面で「中文(中华人民共和国)」を選び、「次へ」をクリックします。 - 【重要】表示言語のチェックを外してインストール
Windows 11と同様に、「自分の Windows の表示言語として設定する」のチェックを必ず外してから「インストール」をクリックしてください。 - キーボード(ピンイン)の確認
言語パックのインストールが終わったら、追加された「中文(中华人民共和国)」をクリックし、「オプション」ボタンを押します。キーボードの項目に「Microsoft Pinyin」が追加されていれば完了です。(※なければ「キーボードの追加(+)」から選んでください)
2-3. Mac(macOS)の設定手順
次に、Macでの設定方法です。ここでは最近のOSである「macOS Sequoia(セコイア)」の画面をベースに解説します。
- 「システム設定」を開く
画面左上のリンゴマーク(Appleメニュー)から「システム設定」をクリックします。 - キーボード設定へ進む
左側のメニューを下へスクロールして「キーボード」を選びます。右側に表示される「テキスト入力」の項目にある「編集…」ボタンをクリックします。 - 言語(簡体中国語)を追加する
画面左下の「+(追加)」ボタンをクリックします。言語のリストから「簡体中国語」を選びます。 - ピンイン入力を選んで完了
右側の入力ソース一覧から「拼音 – 簡体字」(※拼音=ピンインのことです)を選択し、右下の「追加」をクリックします。最後に「完了」を押せば設定終了です。
2-4. 【実践】日本語と中国語を切り替えて、ピンインを入力してみよう
パソコンへの追加設定できました?
最初の準備さえ済ませてしまえば、あとは実際にキーボードを使って文字を打つだけです。
入力する際は、普段使っている「日本語」のモードから「中国語」へ切り替える必要があります。切り替え方法はとても簡単で、主に以下の2つのやり方があります。
方法①:画面右下の「言語バー」から切り替える(マウス操作)
確実な手順で切り替えたい場合は、画面上のアイコンをクリックします。
- パソコン画面の右下(タスクバー)にある、言語アイコン(「あ」や「A」、または「J」など)をクリックします。
- 表示された言語リストの中から「拼 中国語(簡体字、中国)」を選択します。
方法②:ショートカットキーで切り替える(おすすめ!)
文章を書いている途中で、いちいちマウスに持ち替えるのが面倒な方には、一瞬で言語をチェンジできる「ショートカットキー」が圧倒的におすすめです。
- 切り替え操作:キーボードの
Shiftキー とAltキー を同時に押す
この2つのキーをポンッと同時に押すだけで、日本語と中国語の入力モードがパッと切り替わります。もう一度日本語入力に戻したい時も、まったく同じ動作(Shift + Alt)を繰り返すだけでOKです。 (※お使いのWindowsのバージョンや設定によっては、Windowsキー + スペースキー で切り替わる場合もあります)
あとはローマ字感覚でピンインを打つだけ
無事に中国語モードへ切り替わったら、あとはローマ字入力と同じ感覚でピンインのアルファベットを打ち込んでみてください。(例:「nihao」と打つ)
即座に「你好」などの漢字(簡体字)の変換候補が表示されるので、スペースキーや数字キーを使って目的の漢字を選べば入力完了です。中国語入力は決してハードルが高いものではないので、どんどん打って慣れていくのが良いです。
これでパソコンの準備は完了です。
しかし、中国語を勉強したり、SNSでメッセージを送ったりする際、パソコン以上によく使うのが「スマートフォン(iPhone / Android)」です。
次の項目では、スマホでの中国語入力の設定方法について詳しく見ていきましょう。
3. スマホ(iPhone・Android)で中国語を入力する設定方法
通勤中のスキマ時間の学習や、SNSでのメッセージのやり取りなど、スマホで中国語が打てると一気に便利になります。
ここからは、スマートフォンのOS(iPhone / Android)別に、中国語キーボードの追加手順を分かりやすく解説します。(※OSバージョンによって画面の名称が少し異なる場合がありますが、基本的な流れは同じです)
3-1. iPhone(iOS)で中国語キーボードを追加する手順
iPhoneは、最初から内蔵されている標準機能だけで簡単に設定が可能です。
【キーボードの追加手順】
- 「設定」アプリを開く
ホーム画面から歯車マークの「設定」をタップし、「一般」へ進みます。 - キーボードの設定へ
一覧から「キーボード」を選び、次の画面でもう一度一番上の「キーボード」をタップします。 - 新しい言語を追加
「新しいキーボードを追加…」をタップし、言語一覧の中から「簡体字中国語」を探して選択します。 - 入力モードを選ぶ(ここがポイント)
キーボードの種類を選ぶ画面になります。パソコンと同じようにローマ字感覚で打てる「拼音 – QWERTY」と、読み方が分からない漢字を指で書いて探せる「手書き」の2つにチェック(✔︎)を入れ、右上の「完了」をタップします。
これで設定画面に2つの中国語キーボードが追加されます。
【iPhoneでの入力・切り替え方法】 メモ帳やLINEなどのアプリを開き、文字入力画面を出します。 キーボード左下にある「地球儀マーク(🌐)」を長押しすると、言語のリストが表示されます。そこで「简体拼音(ピンイン)」や「简体手写(手書き)」を選べば、すぐに中国語の入力がスタートできます。
3-2. Androidスマホで中国語キーボードを追加する手順
Android端末の場合は、Googleが公式に提供している無料の多言語キーボードアプリ「Gboard(ジーボード)」を使うのが最も簡単で、変換精度も高いためおすすめです。
【キーボードの追加手順】
- 「Gboard」の準備
まずはスマホに「Gboard」アプリが入っているか確認します。(※最近のAndroidスマホには最初から入っていることが多いです。ない場合はGoogle Playストアから無料でインストールしてください) - Gboardの設定を開く
スマホ本体の「設定」アプリから、「システム」>「言語と入力」と進み、画面のキーボード(デフォルトのキーボード)として「Gboard」を選択します。 - 中国語を追加する
Gboardの設定メニューから「言語」を選び、「キーボードを追加」をタップします。一覧から「中国語(簡体)」を選択し、右下の「完了」をタップすれば準備OKです。
【Androidでの入力・切り替え方法】 文字を入力するアプリを開き、キーボードを表示させます。 スペースキーの横にある「地球儀マーク(🌐)」をタップするごとに、日本語と中国語が切り替わります。(※長押ししてリストから選ぶことも可能です) ピンインではなく「手書き」で入力したい場合も、この地球儀マークから手書き領域のキーボードへ切り替えることができます。
💡 スマホ学習の強い味方「手書き入力」を入れておこう
設定手順の中で、iPhone・Androidともに「手書き入力」をおすすめしました。 街中やテキストで見かけた中国語の漢字の中には、「ピンイン(読み方)が全く分からない…」というものが必ず出てきます。
そんな時、スマホの手書きキーボードに切り替えて画面に指でササッと漢字を書くだけで、正しい文字を入力してピンインや意味を調べることができるのです。中国語学習者にとって手放せない最強のツールになるので、ピンイン入力とセットで必ず追加しておきましょう。
4. 読み方(ピンイン)が分からない漢字をパソコンで「手書き入力」する裏技
「中国語の資料や画像に書かれている漢字を入力したいけれど、ピンイン(読み方)が全く分からない…」
中国語を扱っていると、こんな壁にぶつかることがよくありますよね。スマホアプリを使った手書き入力は第3章でご紹介しましたが、実はパソコン(Windows)でも、マウスを使ってササッと手書き入力ができる便利な機能が隠されています。
ここでは、Windows標準の「IMEパッド」に中国語の手書き機能を追加する設定手順を解説します。
💡 【重要】設定前の準備
設定を始める前に、必ず「メモ帳」や「Word」、あるいはブラウザの検索窓など、文字が入力できる画面を開いてカーソルを合わせた状態にしておいてください。(※文字が打てる状態にしておかないと、IME機能がグレーアウトしてしまい、以下の設定に進むことができません。)
4-1. IMEパッドに中国語(簡体字)の手書き機能を追加する手順
事前準備ができたら、以下の手順で設定を進めましょう。一度追加してしまえば、次からは一瞬で呼び出せるようになります。
- IMEパッドを呼び出す
パソコン画面の右下(タスクバー)にある「あ」や「A」といった文字入力のアイコンを右クリックし、メニューの中から「IME パッド」を選択して開きます。 - ユーザー設定画面を開く
IMEパッドが開いたら、左側に並んでいるアイコンの一番上にある「手書き」のアイコン(鉛筆のマーク)を右クリックし、「ユーザー設定」をクリックします。 - 中国語のアプレット(機能)を追加する
設定画面の左側「利用できるアプレット」というリストの中から、「Hand Writing (CH)」(※CHは中国語の意味です)を探して選択します。そのまま中央にある「追加(A)->」ボタンをクリックし、右側の「現在のアプレット」の一覧へ移動させます。 - 設定完了と使い方
設定画面を閉じると、IMEパッドの左側のメニューバーに新しいアイコン(Hand Writing CH)が追加されています。
次回からは、ピンインが分からない漢字に困ったら、この新しいアイコンをクリックすれば解決できます。左側の大きな四角い枠にマウスで漢字を手書きすれば、右側に簡体字の変換候補が表示され、クリック一つで入力できるようになります。
5. 中国語入力の「あれ?」を解決する2つの必須テクニック
実際にピンイン入力を始めると、最初のうちは「あれ?この文字はどう打つの?」と手が止まる瞬間があります。ここでは、それを解消する2つのテクニックをご紹介します。
5-1. 「ü(uに点々)」が含まれる単語の打ち方
中国語特有の母音である「ü(uの上に点々がついた文字)」。例えば「绿茶(Lüchá:緑茶)」や「旅行(Lǚxíng:旅行)」などを入力したい時、キーボードに「ü」のボタンがなくて焦ったことはありませんか?
実は、「ü」はキーボードの『 v 』キーで代用して入力するルールになっています。
- 「绿茶」と打ちたい場合 → 「lvcha」と入力
- 「旅行」と打ちたい場合 → 「lvxing」と入力
これはパソコン(Windows/Mac)でもスマホ(iPhone/Android)でも共通の世界的なルールなので、ぜひ覚えておきましょう。
5-2. スピードが劇的に上がる「予測変換」を活用しよう
ピンインを1文字ずつ全て最後まで打ち込む必要はありません。中国語のキーボードには非常に優秀な「予測変換」機能が備わっています。
例えば「广场(Guǎngchǎng:広場)」と打ちたい時、「guangchang」と10文字すべて打たなくても、それぞれの頭文字をとって「g c」と2文字打つだけで、予測候補に「广场」がトップクラスで表示されます。
【予測変換の2大メリット】
- 入力スピードが格段に速くなる(長文を打つ時に圧倒的に楽です)
- ピンインの綴りが曖昧でも打てる(「guang chang」か「guan chan」か忘れてしまっても、頭文字さえ合っていれば変換してくれます)
パソコンの場合は数字キー(1, 2, 3…)や矢印キー(↓)で候補を選べるので、慣れると魔法のようなスピードで中国語が打てるようになります。
6. 【目的別】声調記号付きのピンインを入力・変換する5つの方法
「学習用にノートへ声調(四声)付きのピンインを書き残したい」 「好きな中国語の歌の歌詞にピンインのルビを振りたい」
そんな時に役立つ、声調記号付きのピンインを作成・入力する方法を5つご紹介します。用途に合わせて使い分けてみてください。
方法①:【長文・一括変換】専用サイト「どんと来い中国語」を使う
長文の歌詞やニュース記事などを、一気にピンイン化したい時に最もおすすめなのが、無料の変換サイトを利用する方法です。
【手順】
- 変換したい中国語の文章をコピーします。
- 「どんと来い中国語(https://dokochina.com/)」にアクセスします。
- トップページの「簡体字ピンイン変換」を開き、コピーした文章を貼り付けます。
- 「ピンイン変換」ボタンを押せば、一瞬で声調記号付きのピンインが表示されます。
- 表示されたテキストをコピーして、メモ帳などに保存しましょう。
※注意点:多音字(複数の発音を持つ漢字)が含まれる場合、必ずしも正しいピンインが選ばれるとは限らないため、最終チェックは必要です。
方法②:【手軽さ重視】Google翻訳(ブラウザ版)を使う
パソコンでサクッとピンインだけ調べたい時は、おなじみの「Google翻訳」が手軽です。
【手順】
- 「Google翻訳」のサイトを開き、左側を「中国語」、右側を「日本語」に設定します。
- 左の枠に中国語を入力(または貼り付け)します。
- 枠の下に、自動的に声調付きのピンインが表示されます。
- スピーカーマークを押せばネイティブの音声も確認できます。
方法③:【スマホでメモ】Google翻訳アプリを使う
外出先で看板の文字や、ふと思い浮かんだ単語のピンインをスマホにメモしておきたい時は、Google翻訳アプリ(iOS/Android対応)が最強です。
【手順】
- アプリを開き「中国語→日本語」に設定して、単語を入力します。
- 中国語のすぐ下に表示されたピンイン部分を「長押し」すると、ピンインのテキストだけをコピーできます。
- そのままスマホのメモ帳アプリに貼り付ければ、自分だけのオリジナル単語帳が簡単に作れます。
方法④:【資料作成】Wordで中国語にルビ(ふりがな)を振る
仕事の資料や、学習用のプリントを綺麗に作成したい時は、Wordの「ルビ機能」を使います。
【手順】
- Wordに中国語の文章を打ち込み、ルビを振りたい部分を選択します。
- 画面上のメニューから「ホーム」タブを選び、「ア亜(ルビ)」のボタンをクリックします。
- 自動的にピンインがルビとして表示されます。フォントやサイズを調整して「OK」を押せば完成です。
※Wordで付けたルビをコピーして他のソフト(メモ帳やブラウザ)に貼り付けると、レイアウトが崩れてしまうので注意してください。
方法⑤:【1文字だけ打ちたい】スマホキーボードの「長押し」を使う
「ā」「ǐ」など、特定の声調記号が付いたアルファベットを1文字だけ直接打ちたい場合は、スマホのキーボード機能が便利です。
【iPhone / Android 共通手順】 英語(アルファベット)が打てるキーボード画面で、声調を付けたい母音(a, i, u, e, o)を「長押し」します。 すると指の周りに「ā á ǎ à」と4つの声調候補がポップアップで現れるので、そのまま指をスライドさせて選びたい文字の上で離せば入力完了です。
💡 【おまけ】コピペ用 声調記号付きアルファベット一覧表
パソコンで一文字ずつ声調記号を探して入力するのは非常に骨の折れる作業です……。どうしてもパソコン上で直接入力したい時のために、コピペして使える一覧表をご用意しました。辞書登録などにご活用ください。
- 【a】 ā á ǎ à
- 【i】 ī í ǐ ì
- 【u】 ū ú ǔ ù
- 【e】 ē é ě è
- 【o】 ō ó ǒ ò
- 【ü】 ǖ ǘ ǚ ǜ
7. 中国語のピンイン入力に関するよくある質問(FAQ)
最後に、パソコンやスマホで中国語を入力・設定する際によくある疑問をQ&A形式でまとめました。
Q1. そもそも、中国語学習にスマホやパソコンでのタイピングは必要ですか?
A. はい、現代の語学学習においては「必須」と言っても過言ではありません。
ピンインを実際に自分の指で打ち込むことを習慣化すると、「正しいピンインのつづり」と「発音」の結びつきが脳に定着しやすくなります。 また、タイピングができれば、分からない単語をWeb辞書ですぐに検索できたり、ネイティブの友人とSNSでチャットできたりと、学習のアウトプット量が劇的に増えるという大きなメリットがあります。
Q2. 台湾の中国語(繁体字)を入力したいのですが、同じ方法でできますか?(★追加)
A. はい、基本的には同じ手順で設定可能です。
パソコンやスマホの言語を追加する設定画面で、「簡体字(中国)」ではなく「繁体字(台湾)」や「繁体中国語」などを選択してください。 入力方法は今回ご紹介した「ピンイン」のほかに、台湾特有の発音記号である「注音(ボポモフォ)」のキーボードを追加することもできます。
Q3. 中国語モードから日本語入力に戻せなくなりました。
A. デバイスごとの「切り替えショートカット(ボタン)」を押せばすぐに戻ります。
一番よくあるつまずきポイントです。以下の方法でもう一度言語を切り替えてください。
- Windowsの場合: キーボードの
Shift+Altキー(またはWindows+スペースキー)を同時に押す。 - Macの場合: キーボードの
Control+スペースキー(または地球儀(fn)キー)を押す。 - スマホの場合: キーボード左下にある
地球儀マークをタップ、または長押しして日本語を選ぶ。
Q4. 読み方(ピンイン)が全く分からない漢字はどう入力すればいいですか?
A. 「手書き入力」や「コピー&ペースト」を活用しましょう。
ピンインが分からない時は、スマホのキーボードを「手書きモード」に切り替えて画面に直接指で書くのが一番早いです。パソコンをお使いの場合は、第4章でご紹介したWindows標準の「IMEパッド(手書き機能)」を使えばマウスで簡単に手書き検索ができます。 Web上の記事などで見つけた文字であれば、そのままドラッグしてコピー&ペーストしてしまうのも効率的な手段です。
Q5. スマホやパソコンで「ü(uに点々)」はどう打てばいいですか?
A. キーボードの「v(ブイ)」のキーを使って入力します。
「ü」は中国語特有の文字のため、標準のキーボードにはボタンがありません。そのため、世界共通のルールとして「v」で代用することになっています。 例えば「绿茶(Lüchá)」なら「lvcha」、「效率(xiàolǜ)」なら「xiaolv」と入力すれば、正しく漢字に変換されます。
Q6. ピンインも手書きも面倒な時は、どうすればいいですか?
A. スマホの「音声入力」を使ってみてください。
中国語のキーボードを表示させた状態で、マイクのアイコンをタップしてスマホに中国語で話しかけてみてください。現在の音声認識機能は非常に優秀なので、発音が合っていれば綺麗に中国語を入力してくれます。 自分の発音がネイティブにどう聞こえるか(正しく通じるか)のチェックにもなるため、発音練習のツールとしても非常におすすめです。
まとめ:パソコン・スマホで中国語を入力して、学習を加速できる
今回は各デバイスのキーボード追加手順から、便利な予測変換や手書き入力の裏技までを徹底解説しました。
語学学習において、「読む力」「書く力」「話す力」はすべて連動しています。スマホやパソコンで中国語をスムーズに打てる(書ける)ようになると、全体の中国語力も面白いようにアップしていきます。
最初のうちはピンインのつづりに迷うこともあるかもしれませんが、毎日少しずつでもパソコンやスマホで中国語を打つ機会を作ってみてください。慣れてしまえば、日本語のローマ字入力と同じくらいスラスラ打てるようになります。
