飲食店で中国語を使うなら、まず「人数」「注文」「会計」の流れを押さえると話しやすくなります。料理名をたくさん知らなくても、メニューを指して「これをお願いします」と伝えるところから始められます。
普通話・簡体字を基本に、入店から会計までの表現を紹介します。ピンインは元の声調を基本とし、軽声には声調記号を付けません。一と不の変調は、例文の後で確かめます。
入店して注文を決めるまで
- 请问,几位?
Qǐngwèn, jǐ wèi?
何名様ですか?(店員の言葉) - 两位。
Liǎng wèi.
二人です。 - 请给我菜单。
Qǐng gěi wǒ càidān.
メニューをください。 - 这个菜辣吗?
Zhè ge cài là ma?
この料理は辛いですか?
位は人を丁寧に数える量詞です。「二名です」は两位で、ここでは二位より两位を基本に覚えましょう。菜单はメニュー、菜はこの場面では料理を指します。店員が人数を尋ねる文も一緒に練習しておくと、聞かれてから返すまでがつながります。
「この料理は辛いですか」は、料理を示して使える質問です。はい・いいえで答える質問の文末には吗を置きます。何が分からないかを一つずつ聞くと、相手の返答も短くなり、受け取りやすくなります。
注文・好み・会計を伝える4表現
- 我要一碗米饭。
Wǒ yào yī wǎn mǐfàn.
ご飯を一膳お願いします。 - 请给我一杯热水。
Qǐng gěi wǒ yī bēi rèshuǐ.
お湯を一杯ください。 - 请不要放辣椒。
Qǐng bù yào fàng làjiāo.
唐辛子を入れないでください。 - 你好,买单。
Nǐ hǎo, mǎidān.
すみません、お会計をお願いします。
注文の要は「欲しい・注文する」という意思を伝えます。碗はお椀に入ったもの、杯はコップなどに入った飲み物を数える量詞です。「一碗米饭」「一杯热水」のように、数・量詞・品物をひとまとまりで練習しましょう。要の前に我を置けば、誰の注文かも示せます。
辛さの好みを伝えるなら、注文時に具体的に頼みます。「唐辛子を入れないで」は調理への依頼で、料理全体に辛みがないかどうかとは別です。気になる材料がある場合は、料理名や写真だけで判断せず、店員にその材料を確認しましょう。
会計は买单や结账(jiézhàng)で伝えられます。店員へ声をかけるときは、近くで你好と言ったり、手を軽く挙げたりして気づいてもらいましょう。静かな店で大声を出す必要はありません。
メニューを見ながらの短い会話
店員:您想吃什么?
Nín xiǎng chī shénme?
何を召し上がりますか?
客:我要这个。
Wǒ yào zhè ge.
これをお願いします。
店員:喝什么?
Hē shénme?
お飲み物は何にしますか?
客:一杯热水,谢谢。
Yī bēi rèshuǐ, xièxie.
お湯を一杯お願いします。
指さすものが互いに分かっていれば、「这个」だけでも品物を示せます。声に出して練習するときは、実際にメニューや写真を一つ用意すると、どこで何を言うかを思い浮かべやすくなります。
一と不の発音を確認
一の元の声調はyīです。「一碗」「一杯」では、次が第四声以外なのでyìと読みます。不の元調はbùですが、「不要」のように第四声のyàoが続くとbúになります。本文の表記と、つなげたときの読みを分けて確認しましょう。
给我はgěi wǒと第三声が続くので、前のgěiが第二声のようになります。軽声の例は这个のge、什么のme、谢谢の二つ目のxieです。どの字も同じ強さで区切らず、短いまとまりで読んでみてください。
練習問題
- 店員に「几位?」と聞かれました。二人ならどう答えますか?
- 「お湯を一杯ください」を中国語で言いましょう。
- 「この料理は辛いですか」の文末に置く字は何ですか?
- 一杯の一と、不要の不は、つなげるとどう発音しますか?
答えと解説
- 两位。 Liǎng wèi.
- 请给我一杯热水。 Qǐng gěi wǒ yī bēi rèshuǐ.
- 吗。这个菜辣吗?と聞けます。
- 一杯はyì bēi、不要はbú yàoです。本文のピンインは元調を示しています。
数量の形は数字と量詞、感謝の返し方はありがとう・ごめんなさいでも練習できます。
人数や値段を聞く形を整理するなら、几と多少の使い分けへ。注文の次は、品物を選んで希望を伝える買い物の会話も試してみましょう。
参考資料
参考図書:Wenying Zhou『Elementary Chinese II』(2022、Michigan State University Libraries)。原資料:CC BY-NC 4.0。
確認:2026年10月26日。
