中国語の再と又の違い|もう一度・また・順序を10例文で整理

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「もう一度やってみる」と「また同じことが起きた」は、どちらも日本語では「また」ですが、中国語では見方を分けます。これからする繰り返しには再、起きたことの繰り返しには又が基本の手がかりです。

ただし「再は未来だけ、又は過去だけ」という時制の印ではありません。否定と組み合わせた再や、これから繰り返す予定を述べる又もあります。まず普通の依頼・報告から練習し、その後で少し広げましょう。

基本は、再・又を動詞句の前に置く

再はzài、又はyòuです。どちらも、繰り返す動作を表す語の前に置きます。進行を表す在と再は同じzàiでも別の字で、在看书は「読んでいるところ」、再看は「もう一度見る・読む」です。

まず、伝える目的から選ぶ
場面基本の選択見る点
もう一度してほしいと頼む再+動詞句その繰り返しは、依頼した後に行う。
同じことが再び起きたと報告又+動詞句前の出来事と今回を結び付ける。
先にA、その後でB先A,再B同じ動作の反復とは限らず、作業の順序。

例文は普通話・簡体字です。ピンインは元の声調で表記し、軽声には声調記号を付けません。一・不は発話時に変調する場合があります。

これからの繰り返しを、再で言う

  1. 我们下周再见面。
    Wǒmen xià zhōu zài jiàn miàn.
    来週また会いましょう。
  2. 请再写一个例句。
    Qǐng zài xiě yī ge lìjù.
    もう一つ例文を書いてください。
  3. 我想再喝一点儿水。
    Wǒ xiǎng zài hē yīdiǎnr shuǐ.
    もう少し水を飲みたいです。

1は次の機会、2は追加の一文、3は追加の量です。再が出たから「同じ文を必ず二回」とは限りません。もう一つ・もう少しを求める場面でも使います。想などがあれば、3のように想再喝の順です。

2の一个の一は元調yīで表記していますが、个は単独の声調が第四声で、発話ではyí geになります。一点儿はつなげるとyìdiǎnrです。語順と一緒に、数を含むまとまりも確認しましょう。

起きた繰り返しを、又で伝える

  1. 昨天我又读了一遍那篇文章。
    Zuótiān wǒ yòu dúle yī biàn nà piān wénzhāng.
    昨日、私はあの文章をもう一度通して読みました。
  2. 手机又没电了。
    Shǒujī yòu méi diàn le.
    携帯電話の電池がまた切れました。
  3. 他又没回复消息。
    Tā yòu méi huífù xiāoxi.
    彼はまたメッセージに返信しませんでした。

4は再読した報告、5は同じ状態が再び起きたこと、6は返信しなかったことの繰り返しです。6では又が没の前にあります。又を使う文全てに了が必須というわけではなく、文全体で意味が成り立つかを見ます。

不満を込める場面もありますが、又そのものを常に「迷惑だ」と訳す必要はありません。繰り返した良い知らせにも使えるため、評価は前後の内容と口調で判断します。

没再と、未来を述べる又にも注意する

  1. 后来我没再用那个软件。
    Hòulái wǒ méi zài yòng nà ge ruǎnjiàn.
    その後、私はそのソフトを再び使うことはありませんでした。
  2. 下个月又要出差了。
    Xià ge yuè yòu yào chū chāi le.
    来月はまた出張です。

7は過去の経過について、使うことをその後は繰り返さなかったと述べています。「過去の語があるから必ず又」という置き換えでは作れません。没再は「再びしなかった」、又没は「しなかったことがまた起きた」で、範囲が違います。

8は、前にもあった出張が次の予定として再び来る、という見方です。未来の下个月があっても又が使えます。これからの繰り返しを頼む2と、すでに見込まれた予定の再来を述べる8を、同じ穴埋め規則へ押し込まないようにします。

順番の再と、二つの特徴を並べる又

  1. 我们先吃晚饭,再讨论计划。
    Wǒmen xiān chī wǎnfàn, zài tǎolùn jìhuà.
    まず夕食を食べ、その後で計画を話し合いましょう。
  2. 这家店又近又便宜。
    Zhè jiā diàn yòu jìn yòu piányi.
    この店は近い上に、安いです。

9は夕食をもう一度食べる意味ではなく、食事と話し合いの順です。10の又近又便宜は、近い・安いという二つの特徴を並べます。「また」と一語ずつ訳すと意味が取りにくくなるので、又A又Bを一組で読みます。

練習するときは、依頼・起きたこと・否定・順番のどれかを先に決めて一文作ります。日時だけを入れ替えるより、どう見ているかを説明できることを目標にしてください。否定の基本は不と没、希望を含む語順は想と要で確認できます。

短い会話にするなら、学習相手が例文を一つ書いた場面で2を使い、追加の一文を頼んでみます。相手が書いた後で報告する場面とは、同じ「もう一つ」でも見方が違います。依頼した時点ではこれからの行動であることを、場面と結び付けて確認できます。

読解では、再・又の直前だけでなく後ろも見てください。没や要があれば、何を否定し、何を予定として述べているかを読みます。又が二回ある10では、二つの特徴が一組です。知らない文で迷ったときも、まず反復・順序・特徴の並列のどれかを探すと、単純な時制の判定から離れられます。

確認問題

  1. もう一つ例文を書いてほしいという依頼です。请[再/又]写一个例句。
  2. 昨日、文章をもう一度読んだと報告します。昨天我[再/又]读了一遍那篇文章。
  3. 没再用は、「使わなかったことの繰り返し」と「その後再び使わなかった」のどちらですか。
  4. 「下个月又要出差了。」は、未来の文だから誤りと判断できますか。
答えと解説
  1. 再。これから追加してもらう依頼です。
  2. 又。昨天我又读了一遍那篇文章。 Zuótiān wǒ yòu dúle yī biàn nà piān wénzhāng.
  3. その後再び使わなかった、です。又没用なら、使わなかったことがまた起きたという見方になります。
  4. できません。予定された出張が再び来ることを又で述べています。
参考資料
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