中国語の結果補語|看懂・看完・写错を10例文と4問で練習

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「読んだ」と「読んで分かった」、「探した」と「見つかった」では、伝えることが違います。中国語では、動詞の後ろに懂・到・完などを置き、動作の結果、どこまで達したかを表せます。これが結果補語です。

最初は、どんな動作かと、どんな結果かを二つに分けて見てみましょう。書いた・聞いたという行動だけでなく、終えた、間違えた、はっきり分かったところまで伝える練習をします。

基本形は「動詞+結果補語」

結果を表す語は、動詞のすぐ後ろに続きます。目的語があれば、そのまとまりの後ろに置きます。実際に結果が生じたことを述べるときには、了を伴う形もよく使います。

主語+動詞+結果補語+了+目的語

ただし、これが全ての文の形ではありません。話題の目的語を文頭に置いたり、目的語が分かるので省いたりすることもあります。まずは動詞と結果を離さず読めるようにします。

例文は普通話・簡体字です。ピンインは元の声調で表記し、軽声には声調記号を付けません。

  1. 我终于找到了那家店。
    Wǒ zhōngyú zhǎodàole nà jiā diàn.
    私はついにあの店を見つけました。
    探し続けた店にたどり着いた場面です。找が探す動作、到が目的のものに行き当たる結果を示します。
  2. 这段说明我看懂了。
    Zhè duàn shuōmíng wǒ kàndǒng le.
    この説明文は、読んで理解できました。
    説明文を読んだだけでなく、懂で意味が分かったことを伝えます。

よく使う結果を、動作と一緒に覚える

何をして、どうなったか
まとまり結果練習する場面
看懂・听懂見たり聞いたりして理解する。説明を理解したか。
看完・做完最後まで終える。文章や作業が終わったか。
写错書いて間違える。番号を正しく書けたか。
喝光飲んで残りがなくなる。飲み物が残っているか。
吃饱食べて満腹になる。食事が足りたか。

結果補語だけを日本語一語に固定するより、動詞との組合せで使います。日本語では一語で「見つけた」「満腹になった」と言う内容も、中国語では動作と結果を合わせて表せます。

  1. 饭已经做好了。
    Fàn yǐjing zuòhǎo le.
    食事はもうできています。
    做好は、作る作業が仕上がったことを表しています。
  2. 我写错了房间号。
    Wǒ xiěcuòle fángjiānhào.
    部屋番号を書き間違えました。
  3. 我喝光了杯子里的牛奶。
    Wǒ hēguāngle bēizi li de niúnǎi.
    カップの中の牛乳を飲み干しました。

没で否定するのは、結果が実現したかどうか

具体的な出来事で、その結果にならなかったことを言うときは、没・没有を動詞の前に置きます。肯定文の実現を表す了は外します。動詞の後ろに不を挟む「できない」の形とは、伝える内容が違います。

  1. 我还没看完这篇文章。
    Wǒ hái méi kànwán zhè piān wénzhāng.
    私はまだこの文章を読み終えていません。
    途中まで読んでいても使えます。全く読まなかったと断定する文ではありません。
  2. 你听清楚了吗?
    Nǐ tīngqīngchu le ma?
    はっきり聞き取れましたか。
  3. 我没听清楚最后一个词。
    Wǒ méi tīngqīngchu zuìhòu yī ge cí.
    最後の一語がはっきり聞き取れませんでした。
    今聞いた内容を確認する場面です。最初から聞くのを拒んだという意味ではありません。

「没があるから動作そのものを全くしなかった」と決めず、どの結果を否定しているかを見ましょう。一方、結果補語を使う文には条件などを不で表す用法もあります。最初は「今回、その結果になったか」を没で言う形を確かめます。

依頼では、どう仕上げてほしいかを言える

  1. 请写清楚你的名字。
    Qǐng xiěqīngchu nǐ de míngzi.
    名前をはっきり書いてください。
    字が読めるように記入してもらう依頼です。清楚が仕上がり方を示します。
  2. 我吃饱了,不想再吃了。
    Wǒ chībǎo le, bù xiǎng zài chī le.
    お腹がいっぱいになったので、もうこれ以上食べたくありません。
    饱は食べた後の満腹という結果です。

結果補語は過去の出来事にしか使えない、という文型ではありません。依頼なら「はっきり書く」という目標を示せます。また、了が付いているかだけで結果を判定せず、動詞の直後の語にも目を向けてください。

得を入れる形と、混ぜないで練習する

今回の写清楚・看懂は、動詞に結果を直接つなぐ形です。間に得を入れると、可能を表したり、動作の様子を説明したりする別の形になります。全ての補語の前に得を置くわけではありません。

まず結果が生じた一文を読み、次に没で否定し、「何が起きなかったか」を日本語で説明してみます。慣れたら、書き間違えた対象だけを部屋番号から日付へ替えるなど、一箇所ずつ変えて練習してください。

今日の復習に使う三つの問い

動詞は何か、結果はどの語か、対象は何か。この三つを指せれば、長い説明を写さなくても文の組立てを確認できます。「最後の語を聞けなかった」なら、听と清楚、最后一个词を一組で残しましょう。

意味が分かるようになったら、答えを隠し、「まだ文章を読み終えていない」「名前をはっきり書いて」といった場面から一文を作ります。同じ語の並びを読めることと、必要な結果を選んで言うことを分けて試してください。

確認問題

  1. 「这段说明我看懂了。」で、理解したという結果を表す語はどれですか。
  2. 「まだこの文章を読み終えていない」を、还没と看完を使って言ってください。
  3. 「我没听清楚最后一个词。」は、最初から一切聞かなかったという意味ですか。
  4. 「请写清楚你的名字。」では、写と清楚の間に得を足す必要がありますか。
答えと解説
  1. 懂です。看が読む・見る動作で、懂が理解した結果です。
  2. 我还没看完这篇文章。
    Wǒ hái méi kànwán zhè piān wénzhāng.
  3. いいえ。最後の一語をはっきり聞き取れたという結果を否定しています。
  4. 必要ありません。今回の結果補語は動詞へ直接続けています。

実現を表す形は了の基本、否定は不と没へ。得を使う別の形は的・地・得の違いでも確認できます。

参考資料

TUFS言語モジュール(東京外国語大学21世紀COEプログラム「言語運用を基盤とする言語情報学拠点」)

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