中国語の離合詞とは?睡觉・见面の語順を10例文と4問で練習

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「会う」は见面。でも、「彼と会う」を见面他とは言いません。また、「2回会った」では、见面の間に回数を入れる形が使えます。こうした中に別の成分が入る「動詞+目的語」型の語を、離合詞、または離合動詞と呼びます。

最初から語の一覧を全部覚えるより、よく使う睡觉・见面・洗澡などで、「どこまでが動作で、何がその対象か」を見ると、語順を確かめやすくなります。

例文は普通話・簡体字です。ピンインは元の声調を基本にし、軽声には声調記号を付けません。了・过はle・guo、数量表現の个は軽く読むgeで示します。

つなげて使う形と、間に入れる形を比べる

睡觉は「眠る」。前半の睡が動作で、後半の觉がその目的語に当たります。普通に言うときは二つの字を続けますが、眠った時間などを加えると、間が開く形になります。

  1. 我每天十一点睡觉。
    Wǒ měitiān shíyī diǎn shuì jiào.
    私は毎日11時に寝ます。
  2. 昨晚我睡了七个小时的觉。
    Zuówǎn wǒ shuìle qī ge xiǎoshí de jiào.
    昨夜は7時間眠りました。

1の十一点は寝る時刻なので、睡觉より前です。2の七个小时は眠った長さです。この例では「睡+了+七个小时的+觉」という形になっています。日本語ではどちらも時間に見えますが、時刻と長さでは文の中の役割が違います。

「離合」という名前から、毎回二字を離して書くものだとは考えないでください。1のようにつなげる形も使います。時間の言い方が曖昧なら、先に時刻と時間の長さを確認できます。

见面:会う相手は、跟の後ろへ

  1. 我们明天见面。
    Wǒmen míngtiān jiàn miàn.
    私たちは明日会います。
  2. 我下午跟客户见面。
    Wǒ xiàwǔ gēn kèhù jiàn miàn.
    私は午後、取引先の方と会います。
  3. 他们已经见过两次面了。
    Tāmen yǐjīng jiànguo liǎng cì miàn le.
    彼らはすでに2回会っています。

4では、客户を见面の直後へ足さず、「跟客户+见面」としています。面までを含む語の後ろへ、会う相手をさらに目的語として置く形にはしません。

5は「见+过+两次+面」という並びです。过で経験、两次で2回を表しています。まず、会う相手を言う4と、経験した回数を言う5を分けて練習しましょう。相手を詳しく説明する語句を、無理に全部二字の間へ詰め込む必要はありません。

洗澡・散步・请假は、どこが変わる?

  1. 我昨天洗了个澡。
    Wǒ zuótiān xǐle ge zǎo.
    私は昨日、風呂に入りました。
  2. 吃完饭,我们去散散步吧。
    Chīwán fàn, wǒmen qù sànsan bù ba.
    食事が済んだら、少し散歩に行きましょう。
  3. 我想请两天假。
    Wǒ xiǎng qǐng liǎng tiān jià.
    私は2日間、休みを取りたいです。

6は洗と澡の間に了个が入っています。7の散步は散の部分だけを重ねて散散步。8の请假は请と假の間に两天を入れ、休む日数を示しています。

例文の中で、二字の間に入ったもの
元のまとまり今回の形確かめること
见面见+过两次+面会った経験と回数
洗澡洗+了个+澡入浴したこと
请假请+两天+假休む日数

表の中身を、どの離合詞にも同じように入れられるわけではありません。語に合う量詞や表現があるので、初めはこの形の一箇所だけを替えます。たとえば请两天假の两天を三天に替え、日数の違いだけを練習できます。

帮忙・生气は、対象が中に入る形もある

  1. 请帮我一个忙。
    Qǐng bāng wǒ yī ge máng.
    一つ手伝ってください。
  2. 别生他的气。
    Bié shēng tā de qì.
    彼のことを怒らないでください。

9は帮と忙の間に我一个が入り、誰を手伝うかも示しています。10は「生+他的+气」で、怒りの対象を伝えています。日本語の「彼の怒り」と単純に名詞だけで訳すと、ここでは意味を取り違えます。

见面なら跟客户を前へ、帮忙なら帮我一个忙。このように、相手を伝える形は一種類ではありません。「離合詞なら、相手は必ず跟の後ろ」「目的語は全部間へ入れる」といった一律の規則にせず、よく使う語ごとに覚えましょう。

辞書や教材では、語全体と使う形を一組にする

二字の動詞がすべて離合詞とは限りません。たとえば学习の二字を、睡觉と同じように自由に分けることはできません。知らない語は字数だけで判断せず、辞書の用例や教材で、回数・時間・相手を加えた文を確認します。

記録するなら、「元の語」「今回言いたい内容」「使う文」の三つで十分です。见面/相手/跟客户见面、见面/回数/见过两次面、という具合に、確認した形を一つずつ残してください。

語順を確かめる4問

  1. 「午後、取引先の方と会う」の基本形は、我下午见面客户・我下午跟客户见面のどちらですか。
  2. 2回会った経験を表す。「他们已经见过两次面了。」の两次は、见と面の間・见面の後ろのどちらにありますか。
  3. 「2日間、休みを取りたい」:我/想/请/两天/假を並べてください。
  4. 「少し散歩する」は散步散步・散散步のどちらを、今回の形として使いますか。
答えと理由を見る
  1. 我下午跟客户见面。
    Wǒ xiàwǔ gēn kèhù jiàn miàn. 会う相手を跟客户で前に出しています。
  2. 见と面の間です。见+过两次+面となり、経験と回数を加えています。
  3. 我想请两天假。
    Wǒ xiǎng qǐng liǎng tiān jià. 请と假の間へ日数を入れます。
  4. 散散步です。動作の部分を重ね、步を最後に置きます。

経験を表す助詞は过の使い方、動作が実現したことは了の基本へ。語順を自分でも確かめるなら、文法の学習順と練習手順が使えます。

参考資料

TUFS言語モジュール(東京外国語大学21世紀COEプログラム「言語運用を基盤とする言語情報学拠点」)

確認:2026年11月1日。

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