中国語で家族を紹介するときは、「誰かを示す」「自分との関係を言う」「その人のことを一つ話す」という流れにすると、短い会話を作れます。家族全員を一度に説明せず、写真に写った一人を紹介するところから始めてみましょう。
普通話・簡体字で、身近な家族の呼び方と紹介の文を整理します。家族の人数や関係は人によって違うので、自分が話したい内容を選んで練習してください。
兄・姉・弟・妹を分けて覚える
| 中国語 | ピンイン | 基本の意味 |
|---|---|---|
| 爸爸/妈妈 | bàba/māma | 父/母 |
| 哥哥/姐姐 | gēge/jiějie | 兄/姉 |
| 弟弟/妹妹 | dìdi/mèimei | 弟/妹 |
| 儿子/女儿 | érzi/nǚ’ér | 息子/娘 |
哥哥と弟弟、姐姐と妹妹は、話している本人より年上か年下かを区別します。「きょうだい」を一語だけで訳そうとせず、紹介したい相手との関係を先に考えましょう。爸爸・妈妈などは、自分の家族のことを人に話すときにも使えます。
爸爸から妹妹までの六つの語は、後ろの音節が軽声です。女儿の儿は娘という語の一部で、一音節のérとして読みます。哪儿のrのように前の音へ付く儿化とは違います。nǚとérの間のアポストロフィーは、音節の境目を示しています。
「こちらは私の〜です」と紹介する
- 这是我爸爸。
Zhè shì wǒ bàba.
こちらは私の父です。 - 她是我妈妈。
Tā shì wǒ māma.
彼女は私の母です。 - 我有一个姐姐。
Wǒ yǒu yī ge jiějie.
私には姉が一人います。 - 我没有弟弟。
Wǒ méiyǒu dìdi.
私には弟はいません。
これは誰かを示すのが这是〜、家族がいることを言うのが我有〜です。「私の父」は我的爸爸とも言えますが、家族の呼び方では我爸爸のように的を省く言い方がよく使われます。どちらも語順は、我が前、爸爸が後ろです。
我有一个姐姐の个は、人を数える量詞です。有の否定には没有を使います。日本語の「います・いません」にだけ引かれず、我有〜/我没有〜の組で練習すると、紹介する内容を替えやすくなります。
人数や仕事、好きなことを一つ加える
- 我家有三口人。
Wǒ jiā yǒu sān kǒu rén.
私の家族は三人です。 - 我妈妈是老师。
Wǒ māma shì lǎoshī.
私の母は教師です。 - 我爸爸喜欢做饭。
Wǒ bàba xǐhuan zuò fàn.
私の父は料理をするのが好きです。 - 这是我女儿。
Zhè shì wǒ nǚ’ér.
こちらは私の娘です。
口は家族の人数などを数える量詞です。三口人というまとまりで覚えます。人を数える個数の个と違い、どんな集団の人数でも口に替えられるわけではありません。学習会の参加者などを数えるなら、三个人のような形を使います。
仕事を言うときは「人+是+職業」、好きな行動を話すときは「人+喜欢+行動」です。まず家族の呼び方を一つ決め、その後ろへ是老师か喜欢做饭を付けてみましょう。実際に使う文は、自分の家族に合う内容に替えます。
人数の文を作る練習と、写真に写った人を説明する練習は別にして構いません。例文を全部つないで一つの家族設定にする必要はありません。話したい一人を選ぶと、文を短く保てます。
写真を見ながらの短い会話
A:这是谁?
Zhè shì shéi?
こちらは誰ですか?
B:这是我弟弟。
Zhè shì wǒ dìdi.
私の弟です。
A:他是学生吗?
Tā shì xuésheng ma?
学生ですか?
B:是,他是大学生。
Shì, tā shì dàxuéshēng.
はい、大学生です。
相手の話を受け、仕事や好きなことについて一つ聞くと会話が続きます。相手が話してくれた範囲から質問を選び、家族構成や年齢などを必ず答えてもらう流れにはしないようにしましょう。
言える形を二文だけ用意する
最初は「これは私の〜です」と「その人は〜です」の二文で十分です。写真を使いたくなければ、家族関係を書いた簡単なメモでも練習できます。人物を指して関係を答え、次にメモを隠して同じことを言ってみましょう。
家族の呼び方は、祖父母、親戚、配偶者などにも広がります。父方・母方や、誰から見た関係かで語が変わる場合があるので、最初から一覧を全部覚えるより、実際に紹介したい人の呼び方を一つずつ調べると整理できます。
練習問題
- 自分より年上の姉は、姐姐・妹妹のどちらですか?
- 「私には弟はいません」の我( )弟弟に入る語は何ですか?
- 三口人は、この本文では何を数えていますか?
- 女儿の儿は、哪儿のように前の音へ付くrだけで読みますか?
答えと解説
- 姐姐です。妹妹は妹です。
- 没有。我没有弟弟。 Wǒ méiyǒu dìdi.
- 家族の人数です。三人を表しています。
- いいえ。nǚ’érと二音節で読みます。儿はérです。
名詞のつなげ方は的の基本、自分のことを話す入口は短い自己紹介へ進めます。
参考資料
TUFS言語モジュール(東京外国語大学21世紀COEプログラム「言語運用を基盤とする言語情報学拠点」)
- 東京外国語大学:基礎語彙の家族分類、親族名称と的の省略
- 台湾教育部辞典:口(人数を数える用法)
- 国際文化フォーラム:中国語の家族紹介単元案(紹介・質問の学習活動)
確認:2026年10月27日。
